自然農法で採れた野菜って美味しいの?

今回は自然農法で採れた野菜は美味しいのかを検証しました。
結論は、美味しいです!
不耕起・自然農法で自分で野菜を育て、味を確認しました。
不耕起で、肥料も農薬も使わずに種を撒いたのが去年(2022年)の11月の終わり。
種まきの前に、牛糞完熟堆肥を土の表面だけに少なめに漉き込んで、有用な微生物たち(根粒菌や硝酸菌など)が繁殖するまで1カ月ほど放置しました。
そして3月5日、収穫することができ実際に味わってみましたので、ご報告したいと思います。
野菜のおいしさ
野菜は好きですか?
と聞かれて「好きです。」と答える人であれば、野菜のおいしさについて語れると思いますが、「嫌いです。」という方には、そもそもわかりづらい話かとも思います。
ですから、ここでいう「野菜のおいしさ」とは、もともと野菜が好きで、味だけでなく、見た目、色、歯ごたえ、香り…そういう色んなものが「好きなほう」と思える方が、どう感じるかということにしてください m(__)m。
では、どんな野菜が好きですか?
と聞くと、「私はキュウリの浅漬けが好きです。」とか「茄子の田楽が好きです。」「枝豆の塩ゆでが好きです。」などの回答に「あ~、わかるわかる。」と言ってもらえるような方に向けてお話ししたいと思います。
ちなみに私は、少し変わっているかもしれませんが、ニンジンをスティックにして生でボリボリ食べるのが一番好きです。やっぱり、あれぐらい歯ごたえがないといけません。
子供の時は、どちらかというと野菜の中では嫌いな方でしたが、大人になると逆転するというのは不思議なものです。
また野菜には、シソやわさびなど、他の食品と一緒に食べて、そのおいしさを発揮するものもありますね。
同じブロッコリーやダイコンでも、旬の時に買ったものは、甘みがあって美味しく感じますし、そうでないときは、「このブロッコリー、苦くてまずいな。」「このダイコン、ハズレだな。」と思うこともあります。
では、有機栽培や自然農法で栽培した野菜は、その栽培方法ゆえに美味しいのでしょうか?
私の予備知識からすると、野菜の味には「化学肥料」の成分の硝酸窒素が影響するということです。野菜のまずさ、苦さ、えぐみというのはこの窒素が野菜の中に蓄積されてしまうため起こるらしいです。

化学肥料を使わない有機栽培、有機肥料さえ使わない自然栽培の野菜を育てる意味が、ここにあるわけです。
有機栽培や自然農法の野菜は美味しいですか?
私に有機栽培や自然農法を教えてくださっているアドバイザーさんに聞いてみました。
「自然農法で作った野菜は美味しいですか?」と。
普段からそういう野菜を食べている人たちは、それが当たり前になっていらっしゃるのか、私たちにサツマイモやダイコンを分けてくださるときに「これ、すごく美味しいですよ」とかは言わないんです。「たくさんできたから、どうぞ。」とおっしゃるだけです。
でも、食べてみるとただの焼き芋のはずが、栗きんとんみたいな味がするのです!
栗きんとんだったら、野菜が嫌いな人でも「おいしさ」が通じるのではないでしょうか。
だからあえて聞いてみました、
「自然農法で作った野菜は美味しいですか?」
そうしたら答えはこうでした。
「そうですね、とてもスッキリした味ですね。」
私の解釈では「混じりけのない、野菜本来の味」というところでしょうか。
実際に作って食べてみよう
前回のブログで栽培の過程はお伝えしましたので、私が自然農法で作ったホウレンソウをどのように食べて、どうだったかをお伝えします。
収穫したホウレンソウを持ち帰る途中で、スーパーに寄り、市販のホウレンソウを買いました。
もうお分かりですね、食べ比べをするためです。
生でもよかったのですが、なんとなく、茹でてお浸しにして食べることにしました。
正確に言うとお浸しではないですね、茹でただけで、味はつけなかったので。
あえて、鰹節なども載せず、醬油もかけないでいただくことにしました。
ここまですれば、市販のホウレンソウと違いがあれば、確実にわかるはずです。

スッキリした味というよりも…
どっちから先に食べるか。
それも問題でした。
自然農法で作ったホウレンソウを先に食べて、最初の衝撃を味わうか。
市販のホウレンソウを先に食べて、普段のホウレンソウはこんなものというのを確認してから、本命の凄さに驚くか。
私が選んだのは前者でした、いきなりいくという。
1束はアドバイザーさんにあげて、3束あるから、今1束食べてもまだ残る。
もったいぶらないで、豪快に食べてしまおうと思いながら、実際に口にしたのは太めの茎の部分でした。
茹で加減は、私の好みに合わせて少し固め。歯ごたえを残してあります。
その直後です、二、三回噛んで、口の中で事件が起こりました。
こんな言い方はどうかと思いますが、そのままお伝えしますと、
私が食べたのはホウレンソウの茎のはずなんですが、それはスッキリした目の覚めるような味というよりも…。
まるで塩豆大福のような
甘さのなかに塩見がある…まるで塩豆大福のような。
塩豆大福は、甘いあんこと、ほんのり塩味の豆が口の中で一体になって、何とも言えない後を引くようなおいしさがありますね。
食べると唾液がたくさん出てきて、あわてて飲み込むのではなく、美味しさをゆっくり味わいたい気持ちになります。
私が自然農法で作って初めて食べたホウレンソウは、なぜか唐突に塩豆大福を思い浮かべるような、唾液が瞬時にでてくるような感じでした。
例えば、蠣やカニやウニ、アワビといった食材は、味もそうですが、何といってもその醍醐味は「香り」にあると思います。そんな「香り」といってもいいようなものが、食べたときにホウレンソウから出ています。
これらを、もっとシンプルにいうと、「旨味」と言ったらいいでしょうか、それも「野菜の旨味」。
14年連続ミシュラン三ツ星「菊乃井」の村田吉弘さんがYouTubeでおっしゃってたことを思い出します。
「いいお野菜からは、いい出汁がでます。
その出汁でお野菜を煮るから、おいしい煮物ができる、これは私の煮物の基本です。」
高級料理店の味は、野菜そのものの味
日本を代表する「菊乃井」の料理長が言っていた言葉のなかに、「野菜からでる出汁」というのがありました。
この言葉を、食べた直後にふと思い出したのは事実です。
「いいお野菜からはいい出汁がでる。」
私は菊乃井で食事をしたことがありません。
だからもう少し、詳しく調べてみないとはっきりとしたことは言えません。
でも、非常にシンプルに育てた野菜で、もっとも簡単に調理をして、それが日本料理の高級店の味そのものだったとしたら、これは大変なことですね。
いいお野菜イコール自然農法で作られた野菜なのかどうか、もう少し調べてみようと思います。
「自然農法で採れた野菜って美味しいの?」についての考察でした。
今回私が実践したのは「自然農法」でしたが「有機栽培の野菜」のほうが市場には多く出回っています。
こちらとの違いはあるのでしょうか?
関連記事:自然農法と有機栽培のちがい
























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